常任委員会②

小川あきら です。

常任委員会二日目。今日は健康福祉部と病院局関係の審査が行われました。

今日は、①病院局の給与削減の影響について

②要介護度が改善されたケースの支援について

③ぐんま学園について

④フッ素洗口の推進について

⑤動物愛護の推進について

⑥重粒子線治療について

⑦自殺対策について

質問させていただきました。

①病院局の給与削減については、医師や看護師の確保ができなくなるのでは?という懸念が叫ばれています。知事部局や教員、警察官と違って、病院関係者はもともと出入りの激しいとこと。病院間競争が激しく、医師・看護師の取り合いとなっている中、給与の削減は、スタッフ確保という点からは、本当に心配。実査に、渋川総合病院や、伊勢崎市民病院、藤岡総合病院などでは、医師の給与は削減しないよう方針をだしています。

今回は、地方交付税が削減されるなか、やむを得ずに県職員全体の給与を削減するということですが、給与が削減されても、「県立病院に勤めて良かった」と思えるような仕組みが必要です。県立病院の存在意義をしっかりと考えた上で、研修の充実や技術の取得、資格の取得など、県立病院のメリットを打ち出していく工夫を要望させていただきました。

②老人ホームなどで、入所者に対し自立訓練(機能訓練)を施しているところがありますが、訓練の結果、要介護度を改善した場合、現行制度では事業者に支払われる介護報酬が低下してしまいます。品川区では今年の4月から、入所者の要介護度を改善した特別養護老人ホームなどに月2万円の報酬を与える制度を始めたということで、是非群馬県でも実施してもらいたいと要望させていただきました。すぐすぐ導入というわけには行きませんが、品川区の状況を見ながら、入所者の健康状態の改善に努力している介護現場の皆さまが報われるように研究してもらいたいと思います。

⑤動物愛護の推進については、群馬県でも毎年行政によって殺処分される犬・猫が2000匹以上います。犬は、野犬を保護したものと引き取ったもので、猫は引き取りのみの数字ですが、10年前に比べて、犬の処分数は大幅に減少しているものの、猫については横ばいの数字となっています。

あまり知られていませんが、犬・猫の死亡原因の一番は、寿命でも病気でもなく、行政による殺処分です。殺処分ゼロを目指すには、犬・猫に対して避妊処理をすることと、飼い主さんが最後まで見とってあげることが重要となります。

動物愛護推進員さんの活動を紹介するなど、県全体に動物愛護の精神を普及する取り組みをお願いしました。