小川あきら です。
2月18日に始まった平成25年2月定例県議会が、本日閉会となりました。
閉会日になって新たに24億円の補正予算案が提案されるという
少しイレギュラーなこともありましたが、
今議会では、国の緊急経済対策補正予算に関連して、
平成24年度の公共事業費424億(2月18日提出分)+24億(3月19日提出分)の
一般会計補正予算を可決するとともに、
「地域を支え、経済・社会活動を支える人づくり」
「誰もが安全で安心できる暮らしづくり」
「恵まれた立地条件を活かした産業活力の向上・社会基盤づくり」を目標とした
6663億8700万円の平成25年度当初予算(暮らし・活力増強予算)を成立させました。
また、議員立法による「群馬県スポーツ振興条例」、
「群馬県歯科口腔保健の推進に関する条例」が制定されました。
約250億円もの公共工事費については、いわゆる「ひもつき補助金」となります。
ひも付き補助金とは、国から地方自治体に交付される補助金のうち、
国が使徒を定めるもの。
自治体の裁量権が制限され、必要性を考慮した使い方ができないうえに、
政官業の癒着による利益誘導政治に陥りやすいといった問題があります。
新しい政権に変わって、地方で使い道を決めることができる一括交付金が廃止され、
ひもつき補助金が復活…。
公共工事偏重の歳出構造では、将来世代に負担を先送りするばかりです。
「国と地方の役割」や「税財源配分のあり方」について、
しっかりと見直していくことが必要です。