小川あきら です。
今日は、文教警察常任委員会の県内調査で、高崎高等養護学校を訪れました。
平成9年に高等部単独の知的特別支援学校開校したこの学校には、
職業教育を重視する職業課(生産園芸課、工芸意匠課、生活環境課)と
生活適応教育を重視する普通科があり、現在139名の生徒が通っています。
ノートを袋に詰める作業や、ボタンを10個ずつ仕分けする作業、
スティックコーヒーを12本ずつパック詰めする作業、
はさみやカッターを使って、封筒を制作する作業など、
どの生徒たちも、とても意欲的に実習に取り組んでいました。
ハンデをもった生徒たちの自立にとって、
学校過程を卒業した後に、就職や進学といった次のステージに移行できるかどうかは、
大きな課題です。
群馬県の特別支援学校高等部の生徒の一般就労率は、
全国平均よりも高い32.4%(H23)となっており、
一般就労を希望する生徒のほぼ100%が就職できているということですが、
今後も、生徒の個性や可能性を引き出すために、
きめ細やかな支援を充実させていきたいと思います。
ちなみに、私はまだ見たことがないのですが、
毎年文化祭で披露されるミュージカル『ライオンキング』は、
この学校の名物にもなっているそうです。
全生徒が参加し、長いストーリーの中でそれぞれの役割を果たす。
そのために、皆で歌やダンスを一生懸命練習し、小道具、衣装も手作りする。
思っていることを上手に表現できなかったり、
集団で行動することが苦手だったり、
それぞれがハンデを乗り越えながら、全員でつくり上げるミュージカル。
今度の文化祭には是非、見に行きたいと思います。