常任委員会1日目

小川あきら です。

今日は、文教警察常任委員会の教育部門の審査が行われました。

補正予算としては、9310万円の増額。

主なものは、特別支援学校の整備費用です。

○みやま養護学校藤岡分校  3500万円

○榛名養護学校吾妻分校      1220万円

○みやま養護学校富岡分校  3250万円

新設によって、これらの地域に約100名の児童・生徒が入学となる予定です。

私からは、以下の点について質問と要望を出させていただきました。

①小・中学校等の防災教育・防災訓練について

地域を歩いていると、そもそも地域防災計画を知らないという人や、

防災訓練に参加していないという人がかなりいます。

小中学校で行っている防災訓練に、保護者や地域の皆さんにも参加してもらい、

防災についての意識付けをしたらどうか、という質問をさせて頂きました。

東日本大震災を受けて、学校防災マニュアルも改定され、

今年の防災訓練では、実際に保護者の方に参加してもらった学校もあったそうです。

前橋市内では、49校のうち、12校で子供の引渡し訓練を行ったとのこと。

すべての学校でこのような防災訓練を実施してもらいたいと思います。

②選挙権についての教育

神奈川県では、前回の参議院議員選挙の際に、

すべての公立高校で、実際の議員を選ぶ模擬投票を行ったそうです。

若者の投票率を向上させるためにも、このような模擬投票を実施したり、

あるいは、出前授業の形で選挙を体験できるように要望させて頂きました。

③東宮遺跡について

八ツ場ダム工事事業の関連で発掘された「東宮遺跡」は、

天明3年の浅間山の噴火によって泥流に埋もれた遺跡です。

泥流が真空パックのような働きをしており、

掘り起こした遺跡からは当時の生活の様子が生ナマと伝わってきます。

今年、群馬県は東国文化の発信に力を入れていますが、古墳文化だけではなくて、

江戸時代の貴重な遺跡にもしっかり目を向けてもらいたいと思います。

しかも、これらはいずれダムに沈んでしまう遺跡…。

しっかりと調査をして、記録として残していかなければなりません。

担当部署からは、文化庁が開催している「発掘された日本列島展」への出展も考えており、

全国へPRしていきたい、という力強い言葉を頂きました。

水没してしまう文化財を展示する施設の検討なども合わせてお願いいたしました。

そのほか、②総合型スポーツクラブの普及について、

④給付型奨学金の創設についての質問をしました。

明日は、警察部門の審議となります。