小川あきら です。
今日は、高崎競馬場の跡地利用について、会派の勉強会。
市街地の再開発に詳しい、野口和雄さんをお呼びし、
県が打ち出した大規模コンベンション施設について、課題等を議論しました。
野口さんは、神奈川県真鶴町や、東京都練馬区、長野県穂高町、東京都港区、狛江市、
白井市などのまちづくり条例の制定にかかわるとともに、
茨城県、横浜市、練馬区、世田谷区、中小企業基盤整備機構(商業振興)などの
まちづくりアドバイザーやコーディネイターとして関与している専門家。
その野口さんにまっさきに言われた一言が、
「コンベンションがはやったのは30年くらい前の景気が良かった時代。
今更コンベンションという自治体は聞いたことがない」とのこと。
当たり前のことですが、立派なハコを作っても、
稼働率が悪ければ大赤字になってしまいます。
すでに、東京や千葉、横浜に大型コンベンション施設が乱立している現状で、
(しかも行政が携わっている施設はほぼ赤字の状況です。)
群馬県に見本市や国際会議等を誘致するには、どのような優位性を打ち出していくべきか。
その差別化ができないのであれば、コンベンションなど作らない方が良いのでは、
というのが野口先生の意見でした。
実際に競馬場の跡地も視てもらいましたが、
とにもかくにも、本当にコンベンションの需要があるのかを
しっかり調査することが大前提とのこと。
「代々木ビレッジ」の事例をご紹介していただき、
仮設店舗での需要調査をしてみたら??とご提案を頂きました。
会派でもしっかり研究していきたいと思います。
私は、コンベンションという言葉は、よく知りませんが、漫画家のやなせたかし氏が、アンパンマンの施設は、高知県、東京都四谷、北海道とみんな黒字だと自著に書いていました。また、ふつう箱ものは黒字になることは、滅多にないと自慢しています。。