小川あきら です。
消費税法案が衆院で可決されました。
偶然にも、同じ日に国会にいた私。
東日本大震災の復興とヨーロッパの金融不安を主な理由とする増税ですが、
個人的には、なぜこのような時期に、このようなやり方での採決なのか、
納得できておりません。
政策よりも政局という
社会に何の責任を負うつもりがないとしか思えない
財務省や、内閣や、国会や、マスコミに、
国民は辟易しているのではないでしょうか。
高速道路整備やダムの無駄を復活させて、
さらに増税というのでは、国民の理解は得られない。
増税するのであれば、行財政改革、議員定数削減、
企業の内部留保やだぶついている金融資産への対応、
地方への財源移譲・税源移譲など、無駄の削減を徹底的にやること。
今後の国の在り方を注視して見ていくことが大切です。
国会のお隣、憲政祈念館では、憲政の父と言われた尾崎行雄の
肉声テープを聞くことが出来ます。
数十年前の尾崎行雄のスピーチ。
その内容は、「人々が困っているとき、すなわち景気が悪い時には、
増税をすべきではない」というものでした。
私は、尾崎行雄のことはほとんど知りませんけれど、昔、語学の本を見ていたら、著者が尾崎行雄の孫で、タイ人女性のような感じを受けました。その本の著者紹介で尾崎は、英国人と結婚したことを知りました。世界で日本人のような顔をしているのは、中国、朝鮮、台湾にいる人くらいで、沖縄あたりから世界の多数派の顔が少し見られる感じです。私の職場経験ですと、肌の色は別としてもタイ人とブラジル人の区別はつきません。ミャンマーのスーチー女史は夫が英国人だということで、私はそれが女史が長い間軟禁されていた原因かと考えています。民主主義とか自由主義という言葉は本当に実体があるものなのかと、かすかに疑問を持つこともあります。