布川事件。

小川あきら です。

足利事件に続き、布川事件でも再審無罪判決が言い渡されました。

布川事件は、1967年に茨城県利根町布川起きた強盗殺人事件です。

犯人とされた桜井さん・杉山さんは、無期懲役の判決を受け、

仮釈放までの間、実に29年間もの間、不当に身柄拘束を受けてきました。

一昨年、桜井さんの講演を聴かせていただいた際には、

犯行当時のアリバイがあることや、目撃者の証言が信用できないことなど、

事件に関わるいろいろなお話を聞かせていただきましたが、

その中でも特に、「警察や検察官、そして裁判官に、謝ってもらいたい。」

と仰っていたことが、とても印象的でした。

DNA鑑定の技術進歩や、捜査機関の違法な取調べが明らかになったことで、

ここ数年、えん罪事件が増えているように感じます。

えん罪は、本来絶対にあってはならないものです。

桜井さん、杉山さん、長い長い戦い、本当にご苦労様でした。

布川事件。」への1件のフィードバック

  1. 足利事件は、新しい技術の盲信は危険だ、ということを示していると思います。今はDNA検査も整備されているようですが。
     インターネットのときも、派遣会社グッドウィルやライブドアの問題がありました。私は、グッドウィルでバイトをしたことがあります。社長のすばらしいアイデアだとは認めますが、携帯電話で人を集めること以外は、全く考えておらず、多くの人が集まる街中の会社でなのに駐車場さえないのが不思議でした。道路は車がいっぱい。
     新しい技術を利用する側に対して、それに負けない頭の回転を持った法律の知識のある身近な政治家が必要です。小川あきら先生に期待します。

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