【皆さんからの質問に答えます】
小川さんが市長になったら、白紙にするって言ってる人もいるけど、ホント?
と、私もびっくりするような質問をいただくことがあります。
出馬会見のときもお伝えしていますが、再開発については、基本的には計画通りに進めます。現在の街中再開発は「千代田町中心拠点地区市街地再開発準備組合」の基本構想を基に、すでに都市計画決定がなされており、そもそも勝手に白紙にできるような内容ではありません。
https://www.city.maebashi.gunma.jp/soshiki/toshikeikakubu/shigaichiseibi/gyomu/5/2/18303.html
どうしてそんな極端な話が出るのかな?(あるいは誰かが意図的に噂を流しているのかもしれませんが…)とよくよく考えてみると、前橋は市長が変わるたびに街中再開発の計画が覆されてきたという歴史があるからでしょうか。
現在の山本市長もその前の市長が2011年に示した8番街区の再開発(文化複合施設を整備する方針)を当選直後に廃止にした経緯がありますが、大きなプロジェクトがころころ変わるのは市民にとって良いことではありません。
都市計画決定の内容に沿って整備を進める中で、より良くするための改善や、市民の皆さんが納得できるような説明はしっかり尽くしていきたいと考えています。
同じように、デジタル化とマイナンバーカードについても、「小川は反対だ」「小川が市長になったら今進めている事業が止められてしまうぞ」といったデマが飛び交っているようです。(ここまでくると悪意を感じますが。)
デジタル化については、今の時代にこれをやらないという行政はないと思いますし、特に前橋はデジタル田園都市国家構想推進交付金(TYPE3)を取得しているので、これに関する取組みはしっかり進めていきます。
一方で、「難しい、わかりにくい」という市民の声が多いのも事実です。より分かりやすく、市民にとって広く活用できるように進めていきたいと考えています。
※細かいことですが、誤解のないようにお伝えすると、なんでもデジタルという考えは良しとしていません。アナログが大切な分野もありますし、産業構造を考えたときにもIT企業誘致、デジタル人材育成だけに偏らない、前橋市としてバランスのよい産業経済対策が必要と考えます。
マイナンバーカードの活用についても、なぜか「小川はマイナンバーカードの活用に反対」みたいな極端なことを言う方がいますが、これも県議会でも何度も取り上げていますが、カードを取得している人にとっては利便性を高めることと、カードを取得していない人が不利益を受けないこと、この両面からのアプローチが重要と考えています。
マイナンバーカードの取得が任意である以上、片方だけのアプローチでは行政による差別・不利益を生み出すおそれがあるので、両方やる、というのが私の考えです。
SDGsの広がりとともに、「誰一人取り残さない」という言葉をよく聞くようになりましたが、その理念を実現するためには、より多くの選択肢を用意することが大切です。
街中かそれ以外か、デジタルかそれ以外か、マイナンバーカードかそれ以外か、のどちらかの構図では、誰かがおいてけぼりになってしまいます。
街中もそれ以外も、デジタルもそれ以外も、マイナンバーカードもそれ以外も、という「も」の部分を、限られた予算の中でどうやって作っていくかがこれからの行政に求められる役割ではないでしょうか。
#群馬県 #前橋市 #千代田町中心拠点地区市街地再開発準備組合