【ひびきっず座談会】
重度の肢体不自由と知的障害とが重複した重症心身障害児のご家族や施設のスタッフの皆さんが日頃感じている困りごとなどを共有しようという趣旨で開催された座談会。
ご家族からは、特別支援学校を卒業すると使えなくなってしまうサービスがあること(リハビリも18歳まで)、特に肢体不自由のある場合の生活介護の施設が少ないこと、入浴サービスも十分に受けられない、学校や相談員からは十分な情報が得られないことなど日々の切実な困りごとを、そして施設スタッフの皆さんからは、医療や介護の現場に比べると報酬加算なども少なく医療従事者の確保が難しいといった声を聞かせていただきました。
制度が十分に整っていない中で、利用者さんのためになんとかサービスを提供しようと情熱をもって生活介護や訪問看護に取り組んでいただいているスタッフの皆さんには感謝しかありません。
意見交換の中から、
・特別支援学校卒業後、受けられるサービスがどのように変わるのかを事前に情報提供できる仕組みができないか。
・県内の生活介護や入浴サービスを提供している事業所の空き状況などが一覧でわかるとありがたい。
・看護学校や福祉の専門学校で肢体不自由に関する実習の機会を増やすこができないか。
・入浴サービス加算や処遇改善加算を訪問看護も対象にしてもらいたい。
など政策制度に関するアイデアもたくさんいただいたので、1つずつ解決していけたらなと思います。
障害のある子どもたちやそのご家族が安心して地域で暮らせるように、そして施設の皆さんがより良いサービスを提供できるように。みんなが繋がって声を上げていくことが大切です。
今後もこのような座談会を続けていきたいですね!
企画をしてくれたひびきっずさん、ありがとうございました(^^)