障害者支援施設【かんなの里】

藤岡の障害者支援施設【かんなの里】にお邪魔して、自閉症支援の現場から色々なお話を聞かせていただきました。

特性や障害が見た目では分かりにくい自閉症の人は、周囲から理解されにくく、また要求を言葉で伝えることが難しいことから、叱責を受けたり否定的な評価をされたり、集団からの孤立を招くことが多く、その不安や葛藤が自分や他者に向けた強い行為(二次障害)として現れることがあります。

かんなの里では、本人の行動の背景にある「困っている事」「迷っている事」は何かを考え、一人ひとりにあったルール化や視覚的な支援に、繰り返し繰り返しチャレンジしています。

職員の研修にも力を入れていて、自閉症支援の基本的な部分はもちろん、それ以外にも、具体的な事例に対して、みんなでアイデアを出し合って解決策を立て、実行し、検証する勉強会を毎月開催しているとのこと。チームで支援する事を大切にしているのがとても印象的で、一人ひとりにの特性に合わせた施設の環境整備と、人材の育成、そして全員で支援目標を共有することの重要性を改めて感じました。
(施設長さんをはじめ職員のみなさんの利用者さん一人ひとりに対する思いがビシビシ伝わってきます!)

県としても今年度は施設の皆さんからヒアリングをして、必要な支援に取り組む予定なので、今日聞かせていただいたお話もしっかり活かしていきたいと思います。

▼かんなの里HP▼
https://kanna-kai.com/kannanosato.html

6/27〜みどり市の『おむすび堂ギャラリースペース』にてOMUSUBI展【かんな×チハヤ】が開催されます。
かんな会の利用者さんの絵画や作品も展示されるので、是非ご覧ください^ ^

★OMUSUBI展【かんな×チハヤ】
2022.06.27〜7/1
おむすび堂ギャラリースペース
(みどり市笠懸町鹿3607-1)