【たんぽぽ小学園】

前橋市議会議員の三森さんの紹介で玉村町のオルタナティブスクール【たんぽぽ小学園】にお邪魔しました!

こちらは2016年に開校した市民立の学校で、いわゆる公教育とは異なる独自の教育理念や方針により運営されています。
→フリースクールは不登校や引きこもりになった子どもが昼間過ごす場所の意味合いが強いですが、オルタナティブスクールは最初から別の選択をするという意味合いが強いです。

今日は理科の授業を見学させていただきましたが、「自由電子が見えたなら?」というテーマで仮説実験授業を行い、子どもたちは自分なりの仮説を立てながら、実際に実験してみて、結果に驚き、たくさんのことに気づき、楽しく、自分らしく学んでいました^ ^
(ちなみに私の仮説はハズレまくりで、子どもたちとお互いの考えを言い合ったり、予想外の結果に驚いたりと、とても充実した授業になりました。)

また今日は月に一回の給食の日で、有機野菜の給食をみんなで美味しくいただきました。
授業の中には「畑の時間」もあって、農薬や化学肥料に頼らずに、みんなで草を刈ったり、育てたい野菜の栽培方法を考えたり、昆虫や草花のことを調べたりと、畑の中からもたくさんのことを学んでいるそうです。

このようなオルタナティブスクールは近年少しずつ増えていますが、ほとんどは無認可で学校教育法の法制度上に位置付けられていません。
→子どもたちは公立の学校に籍を置いたまま通っていて、オルタナティブスクールへの通学が出席扱いになるかどうかは各学校長の裁量となります。

税金で運営されている公立学校とは違い、運営費も自分たちで賄う必要があります
→なので、毎月の授業料がかかります。オルタナティブスクールに通わせたくても経済的事情で叶わない家庭もありますよね…。

お隣の栃木県では学校以外の学びの機会を保障するため、交通費と活動費を月最大1万円補助する制度を実施しているので、群馬でも子どもたちの学びの機会を広げるための施策を考えていきたいですね。

いずれにしても、公立学校でもそれ以外でも、たくさんの選択肢があるということはとても素晴らしいことだと思います。学校や地域で何ができるのか、大人がしっかり考えてないと!