環境農林常任委員会の月一委員会。
本日は【災害に強く持続可能な社会の構築に向けたぐんま5つのゼロ宣言実現条例】(仮称)の内容やパブコメの結果、今後のスケジュール等について審議しました^ ^
この条例案は、
●「ぐんま5つのゼロ宣言」を条例に盛り込み群馬県の長期的な環境政策の方向性と取り組みを加速すること
●脱炭素社会の実現に向けて、追加電源の確保・災害時の電力供給・グローバルサプライチェーンの生き残りを図るため再生可能エネルギーの導入促進を重点的に推進すること
●縦割りではなく全庁体制で施策を推進すること
をねらいとして、
・自動車の使用に関する温暖化対策(公共交通機関や自転車の利用、電動自動車の購入など)
・県産木材の利用促進
・県産農畜産物の地産地消
・エシカル消費の推進
・食品ロスの削減
など生活に密着した身近な取り組みを規定するほか
・一定規模以上(延床面積2000㎡以上)の建築物を新築・増改築する場合に再生可能エネルギー発電設備等の設置を義務付けたり、温室効果ガス排出削減計画の提出を義務付けたりとかなり踏み込んだ内容となっています。
一定規模以上の再エネ設備の義務づけはサプライチェーン全体のカーボンニュートラル化を目指す世界的企業の動きに対応するための手段の一つですが、これだけでは大企業の再エネ電力調達には不十分であり、また2次・3次下請けのカーボンニュートラルを達成するための仕掛けや予算措置も重要になってきます。
また、県の目標では将来的には延床面積300㎡以上の建築物には再エネ設備の設置を義務付けたいということで、そうなると幅広い建築物(商店やアパートや一般住宅など)が対象になることになります。
大企業やサプライチェーン企業だけでなく、地域の事業者や県民の皆さん全員で「災害に強く、持続可能な社会」のあり方を考えていきたいですね!
■グリーントランスフォーメーション(GX)とは?
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