小川あきら です。
今日は『群馬県議会 森林・林業・林産業活性化促進議員連盟』の視察で、
北毛の奈良俣ダムと矢木沢ダムに行って来ました。
林業の観点からのダム視察でしたが、
先日の台風12号の印象もあり、豪雨対策の観点からの調査が
メインとなってしまいました。
ちなみに、奈良俣ダムはロックフィル方式といって、
岩石や土砂を積み上げて建設したダムになっています。
一方の八木沢ダムは、アーチ式コンクリートダム。
上から眺めると河川を横断する堤体が弧を描くように見えます。
日本で多くみられるダム(コンクリートで川を堰き止めてあって、アーチではないもの)は、
重力式コンクリートダムというらしいです。
ダムもなかなか奥が深い‥★
30年ほど前、小学校の推薦図書で、ダムには寿命があり、いずれ砂に埋もれてしまうということや、コンクリートで川の護岸工事をすると、昔のように川で洗濯した水は、ろ過されなくなり、汚くて昔のようには使えないということを、どこの省だか忘れましたが、女性官僚の方が書いていました。その数年後、四万十川の工事の問題が起こったとき、環境擁護派は、最後の清流、人の手がはいっていない川を守れと主張していましたが、ある有名な評論家の方(私は、顔は良く見るが名前は知りません。頭がかなり禿げている。)が、テレビで怒気を含んで、「そんなの嘘っぱちだ。江戸時代から護岸工事は行われていた。」と言っていたのをはっきり覚えています。今、ネット(Wiki)で見ると四万十川には、1937年に発電用ダムが作られたと書いてありました。
私が、県庁職員だった時、岐阜県で同じような問題について、用事のついでに尋ねたところ、言葉を濁したのは、今考えるとやはり複雑な事情があるのだな、と感じました。小川あきら先生は、ダムの専門家になってください。