世界遺産登録ことはじめ

小川あきら です。

今日は早起きをして、倫理法人会からスタート。

『富岡製糸工場世界遺産登録ことはじめ』と題して、2003年の世界遺産構想の発表(小寺知事)に至る経緯や、その後の取組みのウラ話について、楽しくお話頂きました。

日本の産業近代化に貢献したということで、富岡製糸場と絹産業遺産群が世界遺産となったわけですが、江戸時代に長く鎖国していた日本が、1858年の日米修好通商条約締結後、外貨獲得手段として輸出したのが「生糸とお茶」。(当時は輸出するものがそれしかなかったそうです。)

明治初期から昭和初期にかけて、生糸は外貨の70%を稼いでいたんだとか。

そして、富岡製糸場に先駆けて繰糸機械を導入した藩営前橋製糸所の存在と、群馬県令・梶取素彦によるアメリカと前橋との直貿易。(日米直貿易のスタートは前橋市)

あらためて、すごい時代だったな、と思います。

ふりかえれば未来。

世界遺産登録をきっかけに、21世紀版の日米貿易のあり方や前橋の国際戦略を考えていきたいですね。