環境農林常任委員会の県外調査①

小川あきら です。

今日から3日間、環境農林常任委員会の県外調査で、広島と岡山に滞在します。

初日は、広島の「世羅夢高原」にて6次産業ネットワークを調査しました。

世羅高原6次産業ネットワークは、広島県世羅高原地域に散在する地産地消関連の1次産業から2次、3次産業間dネオ生産者69団体をネットワークで結び、それぞれの特徴を生かして地産地消運動の相乗効果を高めている6次産業の代表的事例です。

フルーツや花を地域づくりのメインテーマとし産地ブランド、イベント企画、アンテナショップの開設などの事業展開により、平成9年には57万人だった客入りが、平成24年には107万人に増え、売上高も8.4億円から21.6億円に増大し、地域振興に大きな役割を果たしています。

6次産業ネットワークの拠点となる夢高原市場では、幅広く消費者との交流活動もおこなっており、町全体を能損公園化しようという取り組みが行われています。

駅伝で有名な世羅町ですが、世羅の元気の源は「駅伝」と「おかあちゃん」なんだとか。

体験交流では世羅のおかあちゃんたちと一緒に、農業体験や酪農体験、クラフト体験に料理体験、昔体験などを楽しむことができます。

女性のパワーはやっぱりすごい♪

続いて、広島県農林振興センターが運営する農業ジーンバンクを調査。

こちらでは、県内・県外はもとより、外国の遺伝資源情報も積極的に収取し、種子の種類に応じて長期(-10℃)、短期(-1℃)の貯蔵をしています。

保存している約5000品種の中から、味や食べ方を選んだ品種を「広島お宝野菜」として県内生産者に種子を無料提供し、地域の特産品づくりの一翼をになっているそうです。

ちなみに、下仁田ネギの楯も採取しているところでした。