小川あきら です。
今日は、環境農林常任委員会の森林環境部門の審議が行われました。
初めて所属する委員会なので、聞きたいことが山ほど‥!
今日は、
①森林環境税について
②赤城山振興について
③地球温暖化の取り組みについて
④森林の除染について
質問させていただきました。
①森林環境税については、この4月から県民の皆さんに税負担がかかっていますが、それが何に使われているのか、ということをしっかりと伝わるように取り組みをしていただきたいと思います。
そのためには、森林を抱えていない地域における里山整備や環境教育など、全県を上げた運動が重要になります。
市町村提案型の事業がまだ21市町からしか上がっていないので、35市町村すべての地域で取り組んでもらえるように今後の周知・連携をお願いしました。
②赤城山に関しては、南面の松枯れ被害が大きく、群馬の財産ともいえる赤城山の魅力が思う存分発揮できていません。群馬県の7割を占める森林すべてに対処することは物理的に難しいところがありますが、ポイントを絞って樹幹注入による対応をしているとのこと。
また公園などでは、炭撒きによる土壌改良も実施しているそうです。こちらは科学的に効果が証明されているわけではありませんが、実績を積み重ね効果の検証などもしていただきたいと思います。近年被害が大きくなっている竹害の対策として、伐採した竹で炭を作り、それを土壌改良に使うという循環型の森林整備を行っていければいいな、と思います。
③地球温暖化の取り組みについては、環境やECOに意識の高い県民が増えてきている反面、そういった人たちの活動や、その活動の結果が温室効果ガスの削減にあまり評価されていないことが問題だと思います。
県民の皆さんの活動を盛り上げ、一人一人の行動が、こういう結果につながったという目で見える仕組みを作っていただきたいと要望させていただきました。
たとえば、PIRIKA(ピリカ)というゴミ拾いのアプリがあるそうです。(福重県議が紹介してくれました)
世界69か国、400万か所以上で利用されているこのアプリでは、一人一人が拾ったゴミの写真を集めて、世界中でその日にどれだけのゴミを拾ったかを共有する仕組みになっています。
自分の行動と世界がつながる素晴らしい仕組みだと思います。県内でも同じような仕掛けができるのでは‥??
④森林の除染については、先日もみなかみでコシアブラから基準値の5倍を超えるセシウムが検出されたように、まだまだ対策が取られていないとこです。
イノシシやシカからも基準値を超えるセシウムが検出されています。
流通食品の安全性は確保しているものの、自分で山菜取りに行く方や、直売所で売られているものについては、検査が徹底されていないので、消費者の自己判断ということになります。
森林の除染をどうしたらよいか、放射能と今後どのように付き合っていったらいいのか、今年1年間委員会の中でしっかりと考えていきたいと思います。