2014が始まりました。
穏やかな天気に恵まれ、皆様には健やかに新春をお迎えのことと、心よりお喜び申し上げます。
たくさんの年賀状をいただきましたが、議員は年賀状や寒中見舞いを出すことが制限されているので、こちらから出せないのが残念です。
年末にバタバタと成立した特定秘密保護法案。
わずか20時間という短い審議で、強行採決されました。
特定といいながら秘密の範囲は行政機関の長が指定するので結局は不特定。これでは国民の「知る権利」の行使も委縮せざるを得ません。
国家の安全保障に関わる大事な法案であれば、臨時国会ではなく通常国会で十分な審議を行うべきですし、福島で公聴会を行ったのは一体何だったのか、途中からでてきた第三者機関の機能はどうなっているのか、国民には到底理解できない強引な議会運営でした。
そして、この秘密と大きく関わっているのがTPP(環太平洋経済連携協定)です。
安倍総理は、当初TPP交渉の過程はすべて国民に公表すると言っていましたが、いざ交渉に入ってみると「交渉文書は協定発効後4年間公開しない」という原則だといいます。
TPP交渉は単に関税の交渉ではなく、農業や医療制度、参加国の経済社会全体、国民生活や国の主権にもかかわる大きな問題です。
これが非公開で行われ、その内容が秘密とされていることに、私たちはもっと危機感を持たなければいけないのだと思います。
同じように、県政においても、貴重な税金がどのように使われているかを県民の皆さんと共に厳しくチェックしていく必要があります。
そのチェック機能の一つとなるのが選挙です。
昨年の一般質問で投票率の向上について質問させていただきました。
若者の投票率を向上させるには、常日頃から若者が政治や選挙に関心を持つような教育が重要です。
是非学校で模擬投票を実施してもらいたいと要望させていただいたところ、この11月から、中学校3年生を対象に出前授業形式の模擬投票が始まりました。
未来を描くのは私たち。県民市民、国民が、政治に関心を持つことがやはり政治の原点になるのだと思います。
本年が皆様にとって素晴らしい一年となることを祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。
今朝の雲一つ無い空のように、晴れやかに。
心に希望を描いて行動しましょう♪