小川あきら です。
今日は、厚生文化常任委員会(生活文化部)の県内調査。
榛東村にある群馬県ライフル射撃場と富岡市にある群馬県立自然史博物館・かぶら文化ホールにお邪魔しました。
群馬県ライフル射撃場は、昭和56年にライフル射撃競技を通じて、県民の健全な心身の発達や、射撃愛好者の取扱技術の習得、射撃技術の向上を図るための拠点として作られた施設です。
国体種目であるライフル射撃競技が実施できる県内唯一の射撃場で、エア・ライフル、エア・ピストル、スモール・ボア・ライフルの射場と、子どもたちへの導入用に開発されたビームライフル場が設置されています。
競技によって、打ち方や回数、的の大きさが変わります。
私もビームライフルを体験させていただきました。
近年、猟銃免許所持者の高齢化や減少が問題になっており、ここ5年間で3割ほど減少しているそうです。
また、この施設は、年間189万3000円の指定管理料で、群馬県ライフル射撃協会が施設管理を行っています。 本年度末をもって指定期間満了となりますが、ライフル射撃協会以外の公募候補者は現れないのではないか、と見られています。本当に少ない費用の中で、協会の皆さんがボランティアに近い形で管理運営をしてくれていました。
群馬県内では明和県央高校の射撃部の生徒さんたちが多く利用しているそうです。
続いて、県立自然史博物館へ。
大変素晴らしい博物館で、毎年訪れています。
自然史博物館は、平成8年に開設され、平成23年には入館者が250万人に達成するなど、多くの利用者に親しまれている県立施設。
また、現在ESCO事業を活用した空調設備等の改修も行っており、来年4月から稼動予定となっています。
今日は、富岡市が指定管理者となっている付帯ホール(かぶら文化ホール)の状況と、収蔵庫や科学実験室などバックヤードの現状等を調査しました。
日頃見ることのできないバックヤードには、本当に沢山の文化財が所狭しと置かれていました。これだけの量を全て管理するのも大変ですが、どう見ても手狭になっています。適切な管理の方法とスペースを検討する必要がありそうです。
↑こちらは剥製を作ったり調査・研究をする科学室です。
また、博物館どうしで、文化財を貸し借りすることが多いそうですが、条例等がないため、やりとりが大変だというお話も聞かせていただきました。
今後の委員会の中で研究していきたいと思います。