小川あきら です。
ERINAに続いて、朱鷺メッセコンベンションセンターへ。
群馬県でもコンベンション施設建設の計画が出ているので、
その参考にするために、朱鷺メッセの経営状況等を調査しました。
朱鷺メッセは、ちょうど今年で10年目を迎える施設で、
新潟港の再開発の一環として新潟を世界へアピールする
ウオーターフロントとして建設されました。
国際会議場、展示ホール、メインホールの他、11部屋の中小会議室を
備えた施設となっています。
利用状況は、展示やセミナーが多く、
コンサートは年に10件ほどということで、
いずれも県内の利用者がほとんどということでした。
新潟県から1億2200万円の指定管理料を受けて、
新潟万代島総合企画株式会社が施設の運営・管理を行っています。
収支の状況は、駐車場の収入が1億2000万円ほどで、
コンベンション施設のみだと1億円の赤字、
トータルで2000万円からの黒字となっているということでした。
また、コンベンション開催のために最大700万円の補助金を用意しており、
年間7800万円の予算を確保しているそうです。
群馬県で計画しているコンベンション施設は朱鷺メッセよりも
さらに規模が大きなものとなります。
需要調査や収支の見込みをしっかりと判断していくことが必要です。