小川あきら です。
本日は、大規模地震対策特別委員会がありました。
大規模災害対策という大きなテーマを審議するため、
委員も15名、執行部も本当に多くの関係部署に出席いただきました。
福島第一原発事故の対応や、今後の自主防災組織の確立、
孤立箇所改善のための道路整備など、各委員からいろいろな意見が出され、
白熱した議論が展開されました。
私は、大震災が起こったときに一人でも多くの県民の命を救うために、
非常時にも必要な医療が提供できる医療環境について質問をさせて頂きました。
内容は、①各病院が自家発電装置を備えているか。
②備えている場合、発電できる電力量は、医療を提供するのに十分なものか。
③自家発電のための重油の備蓄・確保について。
④災害派遣医療チームの活動についてです。
県の報告では、現在、群馬県内の133病院のうち
自家発電装置を備えていない病院が16病院あるそうです。
また、発電量や発電機が稼動できる時間はマチマチで、
今後、より正確な調査をしていただくことになりました。
災害派遣医療チーム(群馬DMATといいます。)の活動については、
今回、実際に被災地支援に入り、効果的な医療活動ができた
という報告がありました。その貴重な経験を、是非、
今後の群馬県内での震災対応に活かしていただきたいです。
そのほか、正確な情報を、きちんと県民のもとに届けるための
方法を検討していただきたいという要望を出させていただきました。
今回の震災後も、ガソリンの供給や、物資の供給に関する情報について、
県のほうから迅速に発信されていたものの、その情報が一人ひとりの
県民のもとにきちんと届かなかったために、ガソリン渋滞や物資の買占めが起きました。
大震災時には、携帯もインターネットも使えないことが予想されます。
その中で、どのように情報を伝えていくか。 本当に大きな課題です。
なお、先日、災害対策についても女性の視点を入れてもらいたい
という緊急要望を知事宛に提出させていただきましたが、
本日の委員会の執行部側の出席者には、女性の姿が見られませんでした。
地域防災計画をつくる会議のメンバーも、41人中、女性はわずか1人。
被災者支援室にも女性の職員がいないそうです。
今後の改善に期待します。