特別委員会での出来事

小川あきら です。

今日は、大規模震災対策特別委員会で、午前中は東京電力群馬支店の方から

農業や観光業に対する風評被害についての賠償状況や、

夏の電力需給報告や冬場の電力需給予想などについて説明を受けました。

議会としては謝罪のために呼んだわけではないのですが、

東電側から、本当に切実な、誠意のこもった謝罪と対応をしていただきました。

しかしながら、委員の中には、東京電力の責任を厳しく追及するような場面も見受けられ、

そもそも責任追及をするための場ではないのに、とても残念に思いました。

私は、3.11以降の日本は、原発に依存しない社会に向かっていくものと信じています。

しかし、原発政策は長い間国策として進められてきたもので、

それはつまり大多数の国民の意思だったということです。

今回の事故の責任が東電や日本政府にあることは当然ですが、

私たち国民に省みるところはなかったのか、というのはいつも考えてしまいます。

責任を追及することも大切なことですが、これからの社会をどうしていきたいかについては、

一人一人の国民が、自分たちの考えを実現するために

行動することが求められているのだと思います。

午後は、高崎の日本オイルターミナル株式会社で、震災直後のガソリンの供給状況について、

県央水質浄化センターにて、放射性物質を含む汚泥の処理について、

玉村の五料橋にて、震災の被害と復旧状況について調査をしました。

    

    

特別委員会での出来事」への2件のフィードバック

  1. 東電の問題については、話が大き過ぎて一庶民の私などは何も言えないですけれど、小川 晶 先生は、自分の意見が言えて、偉さ、すごさを感じます。
     ただ、当たり前のこと(ゲーテが一般大衆について述べたこと)ですが、一般の人は、お上のやっていることだから間違いないということで、訳も分からずに着いていっただけだとも考えられ、それが失敗だったことに怒っているのだと思います。

  2. そして、私のような庶民には他に選択肢がない。それが閉塞感に繋がっているのだと思います。それを打破するには、外国に移民するか、派遣社員のようにモバゲーに逃げ込むしかない。スポーツも選択肢のひとつですけれど、お金もかかりそうだし、競争もある。
     昔、読んだ本のなかに米国の話ですけれど、プロレスラーのアブドラ・ザ・ブチャーは、警察署が地域の子供たちに、無料で柔道か空手を教えているというので、空手を選択し、プロレスラーになるきっかけになった、というのを読んだことがあります。無料だったら、競争も我慢できるかもしれません。しかし、大人と子供は違いますから、難しいですね。

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