若い世代の皆さんへ

選挙が近づくと、若い世代の投票率が注目され、「若者が政治に関心がない」と言われるけれど、自分の高校・大学時代を振り返っても、確かに政治に触れる機会は全くなかったような気がします。

学生の生活を全うするのに必死で、学生時代にしかできない勉強や部活や遊びがある。
なんてったって、私が学生のころはスマホもなければインターネットも身近じゃなかったし、写真だって『写ルンです』で現像していた時代。
情報も世界もうんと狭かったんだな、と思う。

それに比べると、今の若者は、ずっと真面目で、情報もたくさん持っていて、現実を冷静に見ているところも多いと思います。それでもいきなり「政治」を押し付けられても良く分からないというのは当然です。

まずは、政治を身近に感じてもらうことから始める必要があります。

今、子供たちの7人に1人が貧困に苦しんでいます。

学校でのいじめや家庭での虐待も中々減りません。

大学生の多くは奨学金を借りて大学に通い、卒業後の返済に不安を感じています。

返済のいらない奨学金の制度や、そもそも教育費の負担を家庭に頼っている仕組みを変えていくことが重要です。

政治は、学校のことや進路のこと、就職のこと、私たちの住んでいる地域の暮らしやまちづくりのこと、すべてに係わっています。

これからの時代を生きる若者の声を、もっともっと政治や社会に届けていきたい。

若者が夢や希望を持てる社会に、かけがえのない個人としてみんなが尊重され、差別や分断のない、ともに生きる社会を、一緒に描いていきたいと思います。


高校・大学時代の写真
写ルンですが懐かしい(^^♪