環境農林常任委員会の県外調査②

小川あきら です。

県外調査の2日目は、岡山県の真庭市のバイオマスの取り組みを調査。

岡山市から車で1時間半ほどの山間部にある真庭市は、面積の約8割が森林となっており、バイオマス事業の先進地とされています。あの里山資本主義でも紹介されていますね!

そのきっかけは、中国道の開通により真庭市が通過点になってしまうのではないかという危機感から、地域の魅力を見つめ直し、山の資源の活用を考えたついたそうです。

現在は市の観光連盟が「バイオマスツアー」をテーマにしたツアーを実施しており年間2000人を越える集客があるとのこと。1日2団体限定で、2か月先まで予約がいっぱいなんだとか。

今日は、真庭市のバイオマスタウン構造についてお話を伺ったほか、①銘建工業株式会社のバイオマス発電と木質ペレット製造施設、②市庁舎のペレットボイラーと太陽光発電、③ランデス株式会社の木質コンクリート製品を見学させていただきました。

行政と民間が一体になって取り組んでいるのが特徴で、市内に30社あるバイオマス関連企業や市内のバイオマス活用事例を視察できるほか、バイオマスの資源のもととなっている森での体験学習を組み合わせた「真庭体験学習コース」もあるそうです!

ちなみに、真庭市役所では、太陽光発電とバイオマスボイラで、庁舎内のエネルギーのほとんどを賄っているそうです。庁舎内にも地元の木材がたくさん使われていました。