県内調査。つづき。

小川あきら です。

動物管理センターの次に訪れたのは、

前橋市野中町に設置されている群馬県こころの健康センター。

この施設は、県の精神科救急医療体制下での「精神科救急情報センター」の役割も担っており、

31名の職員さんが24時間体制で、精神科救急の対応や相談にあたっています。

特に、自殺対策に関しては、人材育成、相談、普及啓発、自殺未遂者支援、

自死遺族支援などの重点施策を定めて取り組んでいるとのこと。

こころの健康センターに求められる役割は年々増加しており、

職員のみなさんの負担が大きくなっているように感じました。

職員の体制を含めた、対策強化が必要ですね。

その後、前橋市上沖町の群馬県立県民健康科学大学へ。

平成17年に4年制大学として開設され、

「看護学部看護学科」と「診療放射線学部診療放射線学科」の2学部が設置されてます。

また、平成21年からは大学院(修士課程)も開設され、

医療現場を支えるリーダーの育成を図るとともに、

昨年からは地域連携センターの設置により、地域貢献の取組強化と、

研究成果の地域への還元を目指しているとのこと。

実際に、学生たちが地域に出かけてフィールドワークをし、

その地域住民に必要な健康情報を分析して、地域の自治会の皆さんの前で健康講座を行う

という授業のリハーサルを見させていただきましたが、

学生たちの熱意ある取り組みは素晴らしいものでした。

また、看護科や放射線科でも充実した授業を実施している様子が伺えました。

学生の就職率もほぼ100パーセント!

群馬が誇る医療系大学ですね。