放射能対策特別委員会・県外調査②

小川あきら です。

2日目は、福島市役所を訪問。

福島市役所入口。「希望ある復興へ」

エントランスには千羽鶴。

放射線による健康被害の調査や放射線健康管理対策について調査しました。

福島市では、ガラスバッジや妊婦さん向けの電子積算線量計の貸出し、

車載型ホールボディカウンタによる子どもの健康調査、心のケア対策など

様々な取り組みを実施しているとのこと。

学校給食の食材検査もしっかり行い、

内部被曝については市民自らも食事などに気をつけてもらうように

専門家の講座なども数多く開催しているそうです。

これがガラスバッジです。

こちらは、妊婦さん向けの線量計。

妊婦さん向けの電子積算線量計の貸出しについては、

約3万円の測定器を200台用意したものの、利用者は現段階で46人しかいないとのこと。

多くのお母さんに利用してもらいたいものです。

そして、内部被曝に関して 国の方針が全く定まっていないことや、

県の窓口が統一されていないことなど、

被災自治体が抱えている思いについても聞かせていただきました。

とにかく市民のために、市としてできることを考え、記録に残す。

何年後にどのような影響の出るかわからない放射能との戦いは始まったばかりです。

ちなみに、市役所外の線量は、0.6マイクロシーベルトとかなりの高線量でした。

さてさて。今日の福島は、お天気雨が降ったり止んだりで、

朝からずっと大きな虹が出ていました。

虹の街。